出産

赤ちゃんの誕生を祝福し、出産のお祝いを贈ってくれた方々には、お返しとして内祝いを贈るのが礼儀です。内祝いを贈る時期は、出産してから１ヶ月後くらいが一般的です。産後の体調にもよりますが、遅くとも産後２ヶ月までには内祝いを贈るようにしましょう。　
出産を終えたばかりのこの時期は赤ちゃんのお世話で忙しかったり、慣れない育児で疲れていたりして、ゆっくりと内祝いを選んでいる暇などないことも考えられます。出産前に、ある程度内祝いの品物の候補を選んでおくと慌てなくてすみます。

内祝いの金額は、頂いた出産祝いの１／３から１／２くらいが目安です。タオルや食器、洗剤、石鹸などの実用品が無難ですが、最近では、好きな物を選んでもらえるカタログギフトを内祝いに選択する人も増えています。職場の友人など、何人か連名で出産のお祝いを頂くこともありますが、その場合はみんなで分けられる美味しいお菓子などを内祝いとして選ぶと喜ばれます。

内祝いを贈る時には、紅白の蝶結びの水引の熨斗に、赤ちゃんの名前を入れます。最近は、出産のお祝い用に可愛い包装紙やメッセージカードなどを用意しているところも多いので、利用しましょう。親戚などには赤ちゃんの写真を添えるのも良いですね。

最近は女性の社会進出が進んで、高齢出産する人が増えています。一般的に３５歳以上で妊娠出産することを高齢出産と呼びます。３０歳を過ぎると生殖機能が低下するため、様々なトラブルが起きやすくなります。

高齢出産の大きな問題点は、染色体異常によりダウン症の発生率が高いことです。血液や羊水を検査して異常を発見する、出生前診断を勧められることもあります。妊娠中のトラブルの中でも悪化すると生死に係わるのが、妊娠中毒症です。急激な体重増加が原因で高血圧、尿たんぱく、むくみなどの症状が現われます。高齢出産の場合、臓器への負担が大きく、若い人よりも妊娠中毒症になる可能性が高くなります。バランスの良い食事、減塩、適度な運動を心がけましょう。

身体機能の低下という点では、子宮口や産道が硬いことも挙げられます。難産になりやすいため、帝王切開での出産も多いようです。高齢出産にはこれらのトラブルが発生しやすいことは事実ですが、個人差も大きく、全く問題なく妊娠生活を送る人もたくさんいます。高齢出産だからといって、むやみに心配ばかりする必要はありません。高齢出産のお母さんは様々な人生経験を積んでいるので、精神的に余裕をもって育児を楽しめる人が多いようです。

晩婚化が進む現代は、高齢出産の人が増えています。高齢出産とは一般的に３５歳以上で妊娠出産することをいいます。高齢出産は、２０代での妊娠出産に比べると、身体の機能の低下により様々なトラブルが起きやすいといえます。

高齢出産は染色体異常が起こりやすく、ダウン症の発生率が高くなります。妊娠中のトラブルの中でも特に注意が必要な妊娠中毒症にかかりやすいので、十分注意が必要です。高血圧、尿たんぱく、むくみが主な症状ですが、ひどくなると早産、死産の原因になります。急激な体重増加がきっかけになることが多いので、高齢出産の人は、妊娠中の体重管理を徹底しましょう。

子宮口や産道が固くて狭くなりやすく、難産の傾向があります。吸引分娩や陣痛促進剤を使用する可能性も高くなります。高齢出産の危険を考えて、帝王切開を行うこともあります。ただし、これらのトラブルは高齢出産だから必ず起こるという訳ではなく、個人差があります。

高齢出産のリスクは十分覚悟する必要がありますが、必ずしも悪い点ばかりではありません。若い頃に比べて、経済的にも精神的にも余裕があります。ある程度自分のやりたいことをやってきた満足感があるので、楽しんで育児することが出来るようです。

赤ちゃん誕生の知らせを受けたら、喜ばれる出産祝いを贈りたいですね。出産祝いを贈るタイミングとしては、生後１週間を過ぎてから１カ月までの間がベストです。多くの人がお祝いを贈りますので、他の人と同じ物にならないような配慮が必要です。たくさんあっても困らないベビー服、タオル、おもちゃ等が人気です。

最近では、相手に欲しい物を選んでもらうカタログギフトを出産祝いに利用する人も増えています。名前の入ったアルバムや、手形プレートなども出産の良い記念になり、おすすめです。親しい間柄なら、オムツや粉ミルクなどの消耗品を出産祝いとして贈るのも、実用的で喜ばれます。赤ちゃん用品ではなく、出産という大仕事を終えたお母さん向けの品物を選ぶのもよいですね。

二人目の出産であれば育児用品はある程度揃っていることが多いので、出産祝いに現金を贈る場合も多いようです。現金を出産祝いとして贈る場合の相場は、地域によっても違いますが、友人関係なら５千円～１万円、親戚関係なら１～２万円くらいが目安になります。
出産祝いには熨斗をつけ、水引は紅白の蝶結びにします。表書きは「御祝」「御出産祝」などです。出産祝いを直接手渡す時には、母子の体調を最優先し、早めに切り上げましょう。

新しい命の誕生は、幸せな気分を運んでくれます。親しい人が出産したら、喜んでもらえる出産祝いを贈りたいですね。出産祝いを贈る時期は、生後１ヶ月までの間が一般的です。出産後の体調は人によって違うので、確認した上で会いに行きましょう。慣れない育児や夜中の授乳で疲れている時ですので、ダラダラと長居してはいけません。

兄弟や親戚などは、現金を出産祝いとして贈ることが多いようです。友人同士の場合、出産祝いにはいくつあっても困らないベビー服やおもちゃが人気です。出産直後は赤ちゃんのお世話に精一杯で、半年後、一年後の準備などしている人は少ないでしょう。生後５カ月頃からスタートする離乳食に向けて、食器セットや、離乳食の本などを出産祝いに贈るのもおすすめです。

生まれた赤ちゃんが二人目の場合は、すでに洋服や育児グッズは何でも揃っていることもあります。その場合の出産祝いは、赤ちゃん用品ではなく、寂しい思いをしている上の子供が喜ぶものを選ぶのもよいでしょう。

職場の同僚や友人の場合は、連名で少し高価な品物を出産祝いとして贈ることもあります。その場合、本人に欲しい物をいくつか挙げてもらい、その中から出産祝いを選ぶようにすると、とても喜ばれます。